芳井町下鴨の神社

有名な神社ではないのですが、前から気になっていた
鳥居に巻き付く龍(ミズチ)のしめ縄らしき物を
芳井町下鴨で発見しました。


神社の名前は『百合若神社』。
実は鳥居も無く、神社と言われなければ
通り過ぎてしまいそうな佇まいです。では全景を。



横から見てもこの通り。



注連縄と共に鎖樋の造形が見事です。



これは絶対に意識的に作られていますよね・・・。
さて肝心の注連縄ですが、少し角度が悪くて思った意図で撮影できません。
とは言え勝手に手を加えるわけにもいきませんので
説明と共にお送りいたします。

右上に二つ並んだトウガラシが『目』。
その下の縄の先についているトウガラシが『舌』では無いかと。
そう見れば、ちゃんと口の形にもなっています。



管理人の地元ほど擬態化されてはいませんが
おそらく信仰の意味する所は同じだと感じた次第です。
帰り際、裏山に御神木らしきものを見つけましたので最後に。





時間に余裕がありましたので、もう一カ所。八幡神社にもお参りしましょう。
バイクで境内まで行くことは可能なのですが、参道下の「しあわせ佛」からスタートです。



時に謂れなどは書いてありませんでしたが
すぐ脇には「井戸橋しあわせ佛休み堂」という施設もあり
地区民には慕われている様子が伺われます。





そこから振り返れば、八幡神社です。



長い石段の途中には山門もあり、荘厳な雰囲気ではあるのですが
最初に見えてくる拝殿は、ちょっとプレハブ風で興覚めです。



今年1年の無事を祈り、まあこんなものだろうと思って裏手に回ってびっくり!!
(失礼ではありますが)この立地に相応しくないほどの本殿が。



いやもう『立派』の一言です。見事な彫刻の施された懸魚や猪目。



軒下の「斗きょう(木へんに共)」も素晴らしい。




何より目を引き付けたのは彫刻の数々。
解説できるほどの知識が管理人にはありませんので写真だけ。









興味のある方は双眼鏡を持って来られることをお勧めいたします。


どちらも有名ではなく、管理人も幾度となくすぐ近くをすり抜けていましたが
新型コロナの影響で近所に目を向ける事ができたおかげで、良い出会いとなりました。